呪縛

両側変形性膝関節症の患者さん、

本人は、まだ痛いと言うものの、

以前よりも、

痛くない時間帯も増え、行動範囲、活動時間も増え、

サポーターの取り外し生活をはじめられたのである。

 

そう、治療前とでは、条件、状況は明らかに違っているのです。

 

4、5年間、変わらない生活が、半年も経たないうちに

良い方向へ向かう、改善したのならば成績は上々だと思う。

 

以前は、その4,5年間は電気をかけマッサージを受けており、

「これ以上、悪化しないように現状維持に勤めましょう」と、

整骨院だとか、整形外科にて、そのような決まり文句を言われていたそうです。

 

当院では「少しでも改善していくようにがんばりましょう」

としか言いません。可能性がある限り、そのように伝えています。

 

実際、治療を受けた次の日は、痛みはほとんどなく過ごせるようです。

(常に痛かったのに、痛みの無い時間が出来たことがスゴイ変化だと思う)

その後、時間の経過とともに、つまり負荷が加われば、

それなりの痛みとなり、ストレスが蓄積するのはあたりまえのこと。

 

そのストレスの蓄積に耐えられる、耐久力、回復力ある膝になるように

コツコツと根気よく治療を続けることが肝心となります。

 

何より一番変化したことは、気持ちが前向きとなり、

自分から動きたい、行動したくなったと言う気持ちの変化である。

 

組織、システムの自律性はもちろん、

心身にも自律性が芽生え、健全に生活する意欲が湧いたそうです。

 

そうような感じは以前の治療では感じられましたか?

質問すると、黙って顔は笑っていましたw

 

話に聞く限り、現在、世間一般で主流とされている治療では、

患者さんにかける言葉ひとつとっても

自律性を抑制する呪縛にはなるが、

プラスマイナスで言ったら、

少なくともプラスにはあまりなっていないように個人的には思う。

(それは現代医療の限界の部分であり、補う必要性があると考える)

 

もちろん、現代医療で良くなる患者さんは沢山います。

 

しかし、その陰で悩み苦しむ方々も同じように沢山いるということです。

 

そのような方々にとって、

少しでもお役に立てる治療であればと思うばかりです。