オステオパシー

歴史の事実として、

オステオパシーの創始者であるA.T.スティル博士は、

今から130年以上も前の当時、まだ抗生物質がない世界で、

感染症に対しても治療を行っていたそうです。

 

そもそもオステオパシーは、医師であるスティル博士が、

生体治癒力の可能性を引き出す為に考案し、実現したものであり、

 

よって、感染症を治療していた事実は、

驚くことなくあたりまえの成り行きのはずなのだが、

たとえば、我が国の法律、あるいは常識によって、

その治療範囲は驚かれるほど意識的に狭められてきたわけです。

 

昔からみたら、柔道整復師も理学療法士も、

もはや、必要ないくらい言い方は悪いですが増殖してしまったのです。

 

つまり、オステオパシーを整形外科レベルに陥れ、

数の原理に合わせたニーズとして、ビジネスとして利用することは、

 

日本に限らず、今や海外でも普通に行われてしまうことであり、

不思議とも思わず、疑問とも思わず、オステオパシーセミナーは

ビジネスとして成立しているのが現状です。

 

数年前、イスラエルの病院に研修に行ったとき、

講師であるオステオパスが、現代オステオパシーの現状を

嘆いていた姿を思い出します・・・

 

その時の自分の認識すら、オステオパシーは、

ギックリ腰や、寝違えなど、関節の痛みに限定された技術だと、

残念ながらオステオパシーを理解出来ていなかったと思います。

(実際、同じように認識されている人は多いと思います)

 

理解出来ないというよりは、想像できるも、

臨床現場において、そのような経験の中には居ないということであり、

 

整骨院、リハビリ室では、当然ながら、骨折、捻挫、脱臼、筋挫傷の

患者さんばかりであるから、本来のオステオパシーを発揮できる舞台ではない。

(自分もその舞台における共犯者ではあるがw)

 

そういう意味で、オステオパシーに限らず、

様々な素晴らしい技術は

その瀬戸際に居るということでしょう・・・

 

しかしながら、危機、クライシスは同時にチャンスでもあり、

その瀬戸際で、本来の姿に戻るチャンスでもあるわけです。

 

現代医療の違和感、閉塞感が膨らみ続ける今日、

オステオパシーが、その瀬戸際でチャンスへと好転し、

本来の姿として活用されるようになれば良いと願う。