トラウマ

患者さんから

子供の頃など自覚していた劣等感、コンプレックスは

トラウマになるのか、どうか?質問があったので、

個人的な考えをまとめました。

 

※ワールドセラピーシステム(WTS)は研究中の療法の為、

あくまで個人的な考えです。

 

WTSでは現在の健康に害となる。あるいは症状、病態の回復の

妨げとなるトラウマに対して治療を行います。

よって、本人の自覚・記憶というよりは潜在意識が記憶する

過去の出来事、感情の起伏が対象となります。(身体の反応の限り)

 

よって、現在の健康に影響のないトラウマに関しては、

今後、影響する可能性はあるが、必ず影響するかどうかは分かりません。

 

あくまで現在の健康に影響するトラウマには治療が必要と考えます。

他の自覚されているネガティヴな記憶が影響するかどうかは、ほんと分かりません。

患者の潜在意識からの要求、治療の許可が反応として現れれば治療は必要だと思います。

 

個人的な解釈として全てのトラウマが害とは考えていません。

全てのトラウマが害と捉える考え方は、

やはり西洋医学、現代医療に偏った発想だと思います。

全てを取り除けば良いという考え方には賛成しません。

まるで外科手術で病巣を全部取ればOKという安易な考え方に感じます。

 

本人が自覚する劣等感、コンプレックス等は、

ほんとうに害だったのでしょうか?

その出来事、感情によって成長できたこともあるでしょう。

よってトラウマとするか、いわゆる成長の種とするか、

どのように過去の経験が現在に作用しているかは、

本人にしか分からないというのが答えでしょう。

自身に問いかけてみて下さい。

 

害だと決めつけることは誰にも出来ないと思われます。

 

本人がどうのように理解、解釈して行くかで、

それこそトラウマとするか、成長の種とすることでしょう。

本人次第としか言いようがありませんし、

 

そのまえに、すべてのトラウマが残っているとは限りません。

今までの人生の経験の中でちゃんと自分で乗り越え、

自身の成長としてきたこともあるでしょう。

 

一つの否定はすべての否定とならぬように

認める部分は認める、受け入れる部分は向き合い受け入れる。

そういう意味で、自身を信じてあげることは大切でしょう。

 

勝手な解釈ですがトラウマも必要だと思います。

潜在意識は現在のベストバランスを望んでいるのでは?と考えます。

それはトラウマも含むベストバランスだと思います。

 

矛盾や葛藤、ジレンマ等の

何とも言えない複雑な感情があるからこそ

バランスしていると考えます。

 

これらのエッセンスの不足した精神体こそ問題だと思います。

 

現代は必要以上に保護したり、除去したりと

ほんと極端に流されてしまう社会ですね。

 

現代人の左右されやすい感情は

なんらかの信念の不足ではないかと感じております。

 

世間に振り回されない自分を構築してゆくことが大切だと思います。